注文住宅を建てる際の流れ

注文住宅で家を建てる際、最初におこなうのは土地探しです。その後、間取りや内装などを決めていきます。プラン設計に悩む場合が多いため、住宅が完成して実際に住み始めるまでには、約8か月～15か月ほどかかるといわれています。注文住宅を検討している人は、余裕をもって行動しましょう。

ここでは、注文住宅を建てる際の流れを紹介します。

土地探し

まずは土地を探しましょう。地域によって相場はさまざまです。不動産情報サイトなどで確認しながら進めるといいですね。補助金や給付金といった助成金関係を判断材料にする、わからない場合はハウスメーカーに相談に行く、などもひとつの手段です。土地探しを手伝ってくれるハウスメーカーも多くあります。

建築会社の選定

土地が決まったあとは、建築会社を探しましょう。ハウスメーカーや工務店などが多数あるので、モデルハウスを見学するのがおすすめです。収納や家事導線など、建築会社が強みとしている特徴がわかります。とはいえ、モデルハウスだけで決定するのは要注意。スタッフの対応や予算とのバランスも考慮しましょう。

間取り決め

候補のメーカーを数社決めたら、間取りを決めて見積ってもらいます。ポイントは、この段階でしっかり要望を伝えること。プラン確定後に伝えると大きく増額してしまう可能性があるので、打ち合わせは重要です。リビングの広さや2階の部屋数、トイレの設置個数など、あらかじめ希望のものをリストアップしておきましょう。

プラン見積もり・ローン審査

建築会社を決めたあとは、設備などの細かい点を決定していきます。この時点で、申込金（手付金）が必要なケースもあるので、担当スタッフに聞いておくといいですね。ローンの審査もこの時期に申し込むケースが多いです。

着工

建築会社と契約を結び、ローンの本審査が通ったあとは、新築工事に着工します。着工前に「地鎮祭」、骨組み完成後に「上棟式」をおこなうところもありますが、施主（家を建ててもらう人）の希望で選択できるので、要望があれば担当者に相談してみましょう。工事中には建築現場を見に行き、状況を見ることができます。

引き渡し

住宅が完成したあと、引き渡しがおこなわれる前の段階で、施主が立ち会い最終チェックをおこないます。設備の不具合や傷がないかなどを確認しましょう。気になる部分を修正してもらい、修正が終わると正式に引き渡しとなります。晴れて新居の完成です。