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「防音」が注文住宅に必要な理由

騒音が出やすい場所を知ろう!

効果的な防音対策のためには、まずどんな場所から騒音が出やすいかを知らなくてはいけません。一般的な住居で特に騒音が出やすい場所は、以下のとおりです。

水回り

キッチン、トイレ、お風呂などの水回りは水道管や排水管があり、日常的に水が流れる音が出ます。そのため、この周囲に寝室やリビングがあると騒音が気になってしまいます。

エアコンの室外機

屋外に設置してあるといっても、エアコンの室外機からの騒音は大きなものです。特に、夏場や冬場は冷暖房を長時間つけていることが多くなるので、室外機からの騒音が大きいとそれだけ騒音に悩まされる時間も長くなります。

室外機要らずで快適!
市原市の断熱住宅

洗濯機・食洗機

洗濯機や食洗機の振動も代表的な生活騒音のひとつです。家庭によっては夜に洗濯をすることもありますが、洗濯機がある部屋と寝室や子供部屋が隣接していると騒音で眠れなくなることがあります。

子供やペットの足音・声

小さい子供やペットは、広いマイホームだと元気いっぱいに走り回ります。しかし、そういった音や声は時として生活騒音になってしまうことも。特にリビングや子供部屋などと寝室が隣接していると、こうした騒音でリラックスできないことがあります。

注文住宅の防音対策その1:素材で対策

フローリング素材に無垢材を使うことで防音効果が得られます。特におすすめなのはコルク材です。コルク材は吸音効果があるので大きな音が出にくくなるうえ、柔らかい素材なので子供が転んでも大きな怪我をする心配がありません。それでも音が気になる場合は、遮音・防音マットなどを敷くといいでしょう。

注文住宅の防音対策その2:間取りで対策

間取りを工夫することで、音自体の発生を抑えられなくても生活音が気にならない快適な暮らしが実現できます。

間取りの基本としては、騒音が出やすい水回りは寝室やリビングから遠ざけましょう。また、周囲の家と隣接するスペースからも遠ざけることで近隣との騒音トラブルも避けられます。逆に、近隣住宅の水回りと自分の家のリビングや寝室が隣接しないような間取りにすることも大切です。

また、上下方向の間取りにも気をつけましょう。例えば、騒音の発生しやすい子供部屋はリビングの真上に配置しないようにします。同じように、リビングと寝室も近づけないようにするとよいでしょう。