失敗しない注文住宅の建て方

注文住宅、その建て方について、押さえておきたいポイントとは？

本ページでは、注文住宅の建て方に関して、事前に知っておきたい各種のポイントや注意点などを取りまとめてご紹介していきたいと思います。

言うまでもありませんが、注文住宅というものは建売分譲住宅や中古住宅と違い、施主の方とそのご家族が望む外観デザインに仕上げることができます。ただし、それゆえに、予め知っておきたいポイントがいくつかあります。建ててしまった後で「違った」「失敗した」ということが無いよう、ぜひ心得ておいてください。

その１：家の形状

直線的な立方体や長方体に近いシンプルな形状はどちらかというとスタイリッシュな印象となります。一方、複数の立方体を組み合わせたような形状や、曲線、片流れ屋根など複雑な形状を取り入れると、豪華な印象が強くなります。どちらを望むかによって、選ぶべき形状は変わってきます。

その2：外壁・屋根の色

大きく分けると、主流となっているのは白やグレー、ベージュ系統の色と、黒やブラウンなどの系統になります。前者は太陽の光を反射するため、明るく高級感のある雰囲気となります。一方、黒やブラウン系は落ち着いた雰囲気になり、近年人気のシンプルモダンなどのスタイルによくマッチします。

一方、注文住宅である以上、赤や青、黄色といった原色やパステル調の家とすることも基本的には自由です。ただし、周りの景観に合わず浮いてしまう場合がほとんどです。どうしてもというのであれば止めませんが、一時的な感情で建物の配色を決めるのは避けるべきです。

その3：外壁・屋根の素材

例えば同じ形状の家だとしても、外壁をモルタル系にするか、金属系サイディングとするか、はたまたレンガやタイル調にするかで、家の印象は大きく変わってきます。また素材の種類によって、マッチする色とそうでない色も分かれてきます。

つまり、家の外観を考える際は、デザイン形状と色あい、外壁材の種類をトータルで考えて決めていくというのが賢明です。

デザインと住宅性能の兼ね合いも、忘れずチェック

例えば太陽光発電システムを設置したいという場合、屋根の南側にまとまったスペースが必要となります。北側に傾斜した片流れ屋根を設ける場合には適していないということになってしまいます。

また、家全体を四角いフォルムにまとめれば、1階と2階で同じ広さを使え、内部構造と外壁工事が簡素化され、コストダウンにつながりますが、複雑な形状とすればするほど、コスト面は上昇していきます。こうした点も踏まえた上で、家づくりは慎重に行っていくべきです。